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ゆるスポーツ運動会だわっしょい!

/くじらの大屋根広場で開かれたイベント

ゆるスポーツ運動会だわっしょい!

/くじらの大屋根広場で開かれたイベント

三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにある「くじらの大屋根広場」は、海からの風が吹き抜ける素敵な空間です。この日は「ゆるスポーツ」のイベントが開かれていました。

「ゆるスポーツ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 世界から“スポーツ弱者”をなくし、年齢や性別、運動神経や運動経験、障害の有無にかかわらず、誰もがスポーツを楽しめるように……という思いから生まれたのが「ゆるスポーツ」です。みんなで話し合い、協力しながら新たなスポーツを創り出すのが特徴。澤田智洋さんが発案し、世界ゆるスポーツ協会を設立しました。今回のイベントは、初めて作られた支部である横浜ゆるスポーツ協会による主宰です。

広場に集まったのは、磯子区の洋光台第二小学校と、中区の横浜国立大学附属横浜小学校に通う小学生たち。この日のために準備を重ねてきました。事前に横浜ゆるスポーツ協会による指導のもとで共創授業が行われ、グループに分かれて新たなゆるスポーツを考案。今日はそのお披露目会なのです。

あるグループは二人ひと組になって対面し、背中に背負ったカゴに玉入れをするスポーツを考案。蕎麦屋の配達をヒントに、積み重ねた円盤を持ちながら障害物のあるコースを進み、ゴールするまでのタイムを競うスポーツ、足の上にお手玉を乗せて歩き、障害物のあるコースをなるべく早くゴールするスポーツを考案したグループもありました。

社会には運動が得意な人も苦手な人も、定型発達の人も何らかの障害をもった人もいます。そうした様々な人の視点に立ち、より多くの人が楽しめるゲームを自ら考え出す行程には、多くの学びがあるに違いありません。得点を競うもの、タイムを競うもの、スポーツの種類が多様なほど、自分ができそうなものを選べる余地が生まれます。

子どもたちが考えたゆるスポーツにはどれも、観ている人、遊ぶ人がくすっと笑ってしまうアイデアがありました。実はこれも狙いのひとつ。真剣なスポーツの中にもユーモアを採り入れることで勝敗にこだわりすぎず、たとえミスしても笑って楽しめるように、という意図です。

イベント当日は自分たちが考え出したゆるスポーツをグループごとに紹介した後、ゆるスポーツの体験、ゆるスポ10分運動会が行われました。自分たちが編み出したスポーツをお買い物に来た人たちにも楽しんでもらいたい! と張り切る子どもたちに姿に、大人も元気をもらえた気がします。

 

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