秋晴れの深い青空が気持ち良い11月20日(土)、横浜市金沢区にある泥亀公園には多くのブースが立ち並び、お祭りのような賑わいをみせました。第8回AozoraFactory2021の会場です。コロナ禍でも地域産業と地元に暮らす人々のつながりを保ち続けたい……そんな思いが会場を包んでいます。
AozoraFactoryは2016年から横浜市金沢区で継続的に開催されてきたイベント。多くの中小企業が集まる横浜市内随一の産業団地「LINKAI横浜金沢」の魅力を、ものづくりを通して地域に発信することを目的とした産学官連携プロジェクトです。「NPO法人Aozora Factory」によって運営され、最近では屋外イベントの他に自宅でものづくりを楽しめる「おうちでAozora Factory」のコンテンツも発信されました。
8回目の開催となる今回も地域企業や学校法人等による全18ものブースが集結。不織布で作るランプシェード、親子で作るECOラップ作りなど、ペーパークラフトで作るおうちのインテリアなど、出展者ごとに得意分野をいかんなく発揮したユニークでバラエティ豊かなワークショップ、ゲーム、ハンドメイドマーケットなどが展開されました。大人から子どもまで、参加された皆さんは思い思いにものづくりを楽しんでいた様子。イベントを主催する「NPO法人Aozora Factory」によると来場者数は1000人を超え、ブース参加者はほぼ定数に。期待を上回る大盛況だったとのことです。
またコロナ対策に万全を尽くした運営も印象的でした。時間ごとに定数を決めた入れ替え制を採用し、来場者には会場入口でリストバンドを手渡されます。またワークショップ等への参加もチケット制となっていて、過度に密集しないよう、十分に配慮されていました。こうした手法が今後、コロナ禍におけるイベント運営のモデルケースとなるのかもしれません。
地域経済を支える中小企業があり、豊かな学びの場がある。そんな横浜市金沢区の魅力を堪能できる素敵なイベントでした。