オムツからの卒業……は乳幼児期の子育てにおける一大ミッション。小さな赤ちゃんのいるご家庭の中には、ちょっと不安に思っている人もいるのではないでしょうか? そんな心配をきれいさっぱり払拭してくれる「トイレットラーニング講座」を開催しているのが、横浜と大阪でモンテッソーリ幼児教室を運営している伊藤あづささん。出張教室として3月18日(金)、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド内ベイサイドラウンジで開かれた「Let’s モンテッソーリ」にお邪魔して来ました。
伊藤あづささんは以前、このコーナーにも登場いただいたモンテッソーリ教師です。昨年は「子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ教具100」を上梓(藤崎達宏さんとの共著)されるなど、大活躍中。15歳のお子さんをもつ親として、ご自身の経験も踏まえながら分かりやすく伝えてくれるモンテッソーリ教育が好評です。
子どもが自分でトイレに行けるようにする練習を一般的に「トイレ・トレーニング」と言いますが、モンテッソーリ教育ではその言葉を使わず、「トイレットラーニング」と呼ぶそう。
「トレーニングというと特別な練習が必要、頑張らなくちゃ! というイメージですが、お子さんがトイレに行くことが好きになる、そうした学びやコミュニケーションの一部としてトイレットラーニングと称しています」と先生。子どもを叱ったり、親がイライラしたりすることなく、トイレに行く習慣を自然に身に付けるための学び……ということですね。
「ひと昔に比べて、最近はお子さんがオムツを卒業するタイミングが遅くなっているようです。パンツタイプのオムツがあまりに優秀なために子ども自身がトイレに行く必要性を感じず、ママパパも『幼稚園に行くまでにオムツが外せれば良いかな』と考えている人が多いようです。ただ、子どもが排泄に対して最も敏感になる時期は1歳半から2歳半くらい。お子さんの成長度合いによりますが、そのタイミングがトイレットラーニングするのに丁度良い頃合いと言えます」
子どもの感受性が高まる時期「敏感期」にあわせて適切な学びを促し、自分でできた! という、よろこびを子ども自身に体感してもらうことが大切とのことです。
今回は約1時間の短いイベントでしたが、トイレットラーニングの基本的な考え方から先生オススメの道具に至るまで、充実した内容となっていました。参加したママたちと会話しながら「オマルは足をしっかり付けて踏ん張れることが大切。男の子の場合は、跨がないタイプの方が使いやすいですよ」「床に道路や線路などのマスキングテープを貼って、トイレまで行く道程を楽しむのもいいですね」など、実践的なアドバイスがたくさんもらえました。
より本格的に取り組みたい人には、「トイレトレーニング 7日間無料メールレッスン」や2days・zoom開催の「トイレットラーニング講座」も用意されています。「いつまでに絶対覚えさせなくちゃ!」と焦ることなく、お子さんとママパパが楽しみながらトイレットラーニングできるといいですね!
・伊藤あづさ先生が主宰する「横浜モンテッソーリ こどものいえ」ブログはこちら